身体の回復を向上させるためにも
睡眠を整えるメリットを伝えたい
導入事例インタビュー 小名浜よつば整骨院 院長 芳賀様
課題
睡眠を整えるメリットを伝えるまでの導線がない
活用
客観的指標も用いてチェックをスマホ一台で実施
期待
身体の治癒と掛け合わせて、睡眠を整え身体も回復させたい
—今回の導入の背景には、元々睡眠に関してチェックシートなどを使い取り組んでいるというのを伺いました。
チェックシートはとてもいいものなんですが、そこまでに入っていく導線がなく、なかなかすすめづらいというのが課題としてありました。というのも、「なんで睡眠をとらなければいけないのか」というのが「わかっているけど、そこまでやらなければいけないのか」というのは来院された方と話していて感じました。なので睡眠に対する取り組みをしたときのメリットが伝わりづらいということも課題でした。
—実際に「睡眠健康指導士」の資格を保持されておりますが、どれくらい前から睡眠に関しては取り組んでいたのでしょうか?

ここ(小名浜よつば整骨院)をはじめる前に研修の時から睡眠のことを相談されていた時期がありました。整骨院をはじめたのが10年前で、そこから3年くらい経った時に睡眠に関して取り入れた方が良いのでは?と思い始めて、資格を取得して取り組み始めたのがきっかけです。
—具体的にどんなお悩みを相談されることが多かったですか?
「最近寝れないのよね」とか「子どもが寝ないのよね」といった悩みから、「最近寝れないからなのか、首が痛い」など身体の不調に合わせて相談をいただくことが多いです。
—具体的に導入の決め手や期待はどこにありましたか?
利用しているチェックシート自体が記入式で睡眠時間や満足度を紙に書くタイプだったので煩わしい部分が強かったです。まずはスマホ一台でできるということが一番良いなと思っていて、またチェック自体も、寝ているときの状態を聞いたりするものが一般的ですが、Nemieluの場合は起きている状態をヒアリングしたりするので、自分のやりたいことのイメージと合っているので導入しました。
また、スコアシートなど可視化できる部分が大きいのでそこに期待して導入しました。
—現在苦労している点があれば教えてください。

ご利用いただけるように宣伝するにあたって、自分で睡眠を整えようという気持ちにさせるのが難しいなと感じています。なので、まだなかなか提供できていない部分もあるかなと思っています。
—当社も同じ課題を感じています。どうやったらそれを解決できると思いますか?
これはもう地道にやるしかないかなと。宣伝するしかなく、広めていかなければいけないのかなと思っています。意識が高い人は情報のキャッチが早いので、このあたり改善しようという気持ちが高くなりやすいと思いますが、それ以外の人たちは情報をキャッチする速度が遅く、なかなか睡眠のサービスまで辿り着きにくいです。なので誰でもわかるような新聞や自治体のセミナーなど含めて周知をしていき、広められる状態を作っていくのが、より多くの方に知っていただく足がかりになるのではないのかなと思っています。
うちは治療院なので、一番は睡眠時間や睡眠の質の違いで身体がどうやって変わるのかというのを見ています。どちらかというと当院には学生スポーツをやっている子が多く来院しますが、やはり睡眠時間をしっかりとっていて、質が良いと感じる方は肌感覚で1.5倍から2倍くらい治るスピードが早い感覚がありますね。
—その中でウェアラブルデバイスではない理由は何かありますか?
まずはつけている煩わしさがあるのではないかというのと、寝ている間の記録をとることはもちろん大事ではありますが、日中の行動がとても大事だと思います。あとは肌感覚が非常に大切だと思っていて、自分では良く寝たと思っていて、眠れていない低いスコアがでるとそれは良くない事だと思うので、主観で記入ができるというのが個人的には合っていると思います。
もう一つは学生につけろというのはまずできないことというのもあります。

—Nemieluのどのような部分に良さを感じていますか?
まずは記録しやすさと、自分が感じる部分は、反応テスト(客観的評価)が他のところには
ない部分になっていて、それが数値化されているのが一番良い点だと感じました。あとはスコアシート(レポート)が作成できるのが良いと感じています。
—最後に、睡眠を通して今後の展望や活用方法を教えてください。

まず怪我をした際の治癒力の向上、そして怪我をしにくい状態をつくっていくことです。睡眠でパフォーマンスがあがるというのが研究でも証明されていますが、改めて、睡眠を整えることで自分の感覚がよくなっていくことが実感できれば、睡眠を整えた方が良いよね、ということになると思います。身体がしっかりと休まることがよい治療につながります。
また、そのためには睡眠の知識の問題もありますし、「睡眠をよくしたい」と思うことから健康意識を高めることが大切だと思います。
身体・睡眠を合致させるという部分で、睡眠を良くしつつ身体も良くする、身体もよくしつつ睡眠もよくするということに取り組みたいです。そうすれば健康寿命も広がると思いますし、そのようなサポートが少しずつ増えてくればいいなと思います。
—インタビューのご協力ありがとうございました!