【靴下を履いたまま寝てはいけない!】靴下を履いて寝るのは快眠の妨げになる!冷え性の救世主は「湯たんぽ」!?

気温が下がり、日が落ちると急激に冷え込み、早くポカポカの布団の中に身を委ねたいところ。
足先が寒くてなかなか眠りにつけないから、冷え込まないように靴下を履いて寝よう!と思う方いらっしゃるのではないでしょうか?
実はそれ、快眠にはマイナスの影響を及ぼしています!今回は靴下を履いて寝る事のデメリットと、冷え性の方の靴下を履かない場合の対策をご紹介します。

なぜ靴下は睡眠中”NG”なのか?

睡眠中に靴下がNGというよりも、厳密には靴下を履いたままだとスムーズに入眠ができないということが挙げられます。
また、睡眠の質が悪くなるという観点からだと、靴下を履いたまま眠ってしまうと、深い睡眠があまり得られず、成長ホルモンの分泌の妨げになってしまう恐れがあります。
靴下を履いて寝る事のデメリットには、”深部体温”というのがキーワードになっています。
深部体温との関りと、スムーズな入眠や深い睡眠についても身体の仕組みから紐解いていきましょう。

熱を身体の外に逃がす仕組み

深部体温とは、身体の中の内臓など内側の温度のことを指します。この深部体温が下がるとヒトは眠気を感じスムーズな入眠をすることができるだけでなく、睡眠のはじめに訪れる深い睡眠も得られやすくなります。
深部体温の低下に加えて、脳の温度も同じように関わってきます。「頭寒足熱」という言葉があるように、脳は冷やすことでクールダウンし日中に活動した分睡眠中にメンテナンスを行います。

これらは手足の熱放射によって温度が下げられます。この放熱は主に手の平や足の裏の毛細血管が開いて、熱を外に逃がし、深部体温や脳の温度を下げる仕組みです。

しかしこれが靴下を履いたままだと、足の裏からの放熱が上手くできず、深部体温が上手く下がらないということが起きてしまいます。深部体温が下がらないと寝付きにくくなってしまうことや、深い睡眠がとれないということが起こってしまう恐れがあります。

冷え性の場合は工夫が必要

靴下を履いたまま眠ろうとする人は「冷え性」を持っている方が多いかと思います。重度の冷え性の方には「靴下を必ず脱ぎなさい」というのは少々酷かもしれません。特に足が冷え切った状態ですと、寒さによって毛細血管がぎゅっと縮んでしまい、上手く毛細血管から熱放射を行なうことができません。しかし、上記にもある通り、靴下を履いたまま眠るというのは睡眠の観点からするとマイナスですので、足先を冷やさないような工夫をしましょう。

湯たんぽが理想の理由

ベストは寝床内(ベッドや布団の中)の足周りがポカポカしている状態です。それであれば靴下を履かずとも冷え性の方でもしっかりと熱放射ができる環境で睡眠をとることができます。注意点はこのポカポカしている状態が、体温と同じくらいまであったまってしまうと、熱が外に逃げにくくなってしまいます。


理想は「湯たんぽ」です。足周りを温めてくれることに加えて、中のお湯は時間の経過とともに温度が下がっていきます。熱が逃げにくいという状態をなくし、冷え性の方は眠る前、毛細血管が縮こまってしまうということも湯たんぽがあれば防げます。電気毛布で睡眠前に寝床を温めておくなども方法として挙げられますが、湯たんぽは冷え性と熱放射のことを考えるとベストソリューションです。

まとめ

・靴下を履いたままだと寝付けないことや深い睡眠がとれない可能性がある。
・冷え性の方も同様だが、冷えすぎていると毛細血管が縮んで逆に熱放射ができない。
・足先が冷えてしまう方は靴下を履くのではなく湯たんぽを活用すると良い。

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